継投論
投手交代の極意
権藤博
二宮清純
廣済堂出版
また野球の本を紹介しますね。
前に、
仕事の報酬とは何か 田坂広志【読書 第8冊】 - K七のまずは30記事を目指します!
を紹介しました。
『継投論』もTBSバースデイの松井稼頭央回で登場した本の1冊です。
権藤博と二宮清純の対話形式で進んでいきます。
権藤博とは
「権藤、権藤、雨、権藤」の権藤です。
でも、現役で活躍できたのは2年だそうです。
98年横浜ベイスターズを率いて日本一になっています。
マシンガン打線と大魔神佐々木の頃です。
二宮清純とは
スポーツジャーナリストです。
マスコミ露出が多い人です。
セイジュンはペンネーム。
キヨスミが本名なんだそうです。
打たれてから代えるのはお客さんでもできる
『継投論 投手交代の極意』ですから、それも書いてあります。
打たれる前に代える。
打たれてから代えるのはお客さんでもできる。
代えてばかりだと選手の疲労が重なる。それを調節できるのがプロ。
阪神の藤浪、矢野新監督がどう扱うのか
それ以外にも面白いことがたくさん。
阪神の藤浪、160キロで荒れ球とくれば、それだけでバッターの腰は引ける。
フォアボール、デッドボールの4つ5つは覚悟しているから気にせずにいけ、と送り出してやれ、というのです。
塁1つ4つ出しても1点だと。
沢村賞は今の野球にマッチしていないとか、
フォアボールを出せ、フォアボールは悪じゃない、とか。
外野手監督は不向き?広島の緒方監督は外野手
野村克也は、外野手監督は不向きだというけど、
外野手は、試合を観察しているからいい、と。
キャッチャー出身監督は、ピッチャーをかばうコメントをしないから最悪だと。
権藤さんが、ハラを持っているので大変面白いです。
コーチ論を知りたい人に読んでもらいたいです
野球が先発完投型から役割分担型にかわった今、
ビジネスにも役立つところは多いです。
監督・コーチは教えてはいけない、アメリカで学んだ話もすばらしいです。
ご覧いただきありがとうございます。